【外注管理のやり方】アフィリエイト初心者が20万円稼げるまでの話し②

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アフィリエイターの皆さまこんにちは。

前回の記事に続き現役のアフィリエイターTさん招いて、全くアフィリエイトの知識がないところから8ヶ月で20万円を達成した方法・戦略についてお聞きしました。

“本業もあるなか、まとまった時間がとれない” なんて状況下の元、この数字を達成されています。時間がなくてもアフィリエイトはできる?

引き続き外注戦略に関して迫っております。

ライター管理シートを使って進捗を把握できるようにする

アフィタウン編集部:前の記事で3人くらいのライターに月初めにまとめて記事を発注すると言っていましたが、具体的にどのような感じでやっているのですか?

Tさん:スプレットシートを使ってそれぞれ書いて欲しい記事を振り分けています!チャットワークで関わっているライターさん専用のグループがあるので、そこにそのスプレットシートを投げて確認お願いしますー!という感じですね。

【実際に利用しているライター管理シート】

A〜Kまで11の項目を作って、ライターの進捗具合、あるいはライター側からして見たときに発注されている記事数、がこのスプレットシートを見れば一目瞭然となるように作ってあります。

各欄の詳細説明

【A 進捗 B担当

Aの進捗欄は「完了」以外はライターが自由に記入できるようにします。Bに関してはこちらであらかじめ記事を振り分け、ライターさんの名前を記載します。

◆進捗度合いを5段階に分ける

  • スペース(何も書いてない)=まだ発注した記事にライターが手をつけない状態
  • 着手=発注した記事にライターが手をつけ始めた状態
  • チェック待ち=ライターが記事を仕上げて、こちらの確認待ちな状態
  • 修正依頼=チェックした結果ライターに修正して欲しい点が状態
  • 完了=納品&確認済みな状態

この進捗欄を作っておくことによって、ライターの進捗具合がわかります。上図で言うと8月の2日にスプレットシートを共有し、8月25日時点で1記事も手をつけてないライターがいます。※kanonさんのこと。

納品日が8月30日なので催促をする必要は全くないですが、家庭の事情や体調不良により作業に取り掛かれてないなど状況だって十分に考えられます。

「納品日まで日にちあるので催促とかでは全くないのですが、お忙しいですか!?」「本業お忙しいようでしたら、納期伸ばすので気軽に言ってくださいね!」

なんてコミュニケーションがとりやすくなります。

ライターとのコミュニケーションのコツ①

主婦や会社員の傍らでやっている人が多いので、催促は持っての他。

やりとりをしていると子供がいる、本業がある、旅行に行く予定がある等、共有されることもあるので、進捗状態が悪い場合でも「お子さんの運動会はどうでした?」「先日行くとおっしゃってたハワイ旅行はいかがでした?」など、オブラートに包みつつ、進捗具合について尋ねるときは寛容にいくことが大事です。

※さすがに毎月納品が遅れる。。。。なんて場合はしょうがないので、新しいライターを探すのがベストですが….
新しいライターを教育したり、慣れてもらうのは意外と時間がかかるので長く働いてもらうことを考えましょう。

【C 記事タイトル案】

記事タイトル案はあらかじめ、こちらで発注者サイドで考えたものを記事案として記載しておきます。あくまで案なので後々変更が可能です。

D キーワード

Dのキーワードに関しては、ライターに狙って欲しいキーワード。記事内に無理して多く用いる必要はないですが、意識はして書いてくださいという意味で記載しておきます。

【H 関連リンク 】

H行関連リンク=内部リンク。記事内で内部リンクを送って欲しい記事をあらかじめ指定してあげます。

【I メモ】

Iメモに関しては、チャットワーク上でのやりとりをしている関係上、使う機会は少ないのですが、「2000文字で発注受けているのですが、3000文字になってしまいました」「指示にはないのですが、関連する記事があったので内部リンク送っておきました」等、共有事項があるときに備え用意してあります。

外注に記事は丸投げしない。構成作りが肝心

アフィタウン編集部:ライターの管理の仕方はなんとなくわかったのですが、それだけでいい記事あがってくるんですか?後々、Tさんサイドで編集に力入れているとか?

Tさん:逆です!発注する前にあらかじめ構成は作っていますね。さすがに、ライターさんはライターとしてはプロですけど、アフィリエイトって、そことはまた違う知識が必要になるので!

◆発注例

どのような構成で書いていくかをライターさんに理解してもらうために、発注者サイドで、構成、厳密に言うと見出し2と、章ごとのだいたいの文字数を指定してあげます。

これにより、こちらの思惑とは明後日の方向で納品されることが格段に少なくなり編集や修正の手間がなくなるので無駄な時間を費やす必要がなくなります。

Tさんの場合ですと1記事の構成を作るにあたり、見出し2、文字数指定、他細かい指示を書き込むと、だいたい300〜500文字くらいになるそうです。その時点でライターに記事を発注します。

記事が上がってきたらチェックすべき3つのポイント

抜け目がないように、納品されたら次のポイントは入念にチェックしましょう。

1.誤字脱字がないかを確認する

SEO的にマイナス要素になり兼ねないと言われている誤字脱字に注意を払いましょう。誤字脱字はSEOだけでなく、訪れてくれたユーザーの信頼度も損ねかけません。

誤字脱字チェックツールなどを利用するのがおすすめです。

【多くの人が利用しているEnnoの画面】

2.指示通りにできているか確認する

せっかく記事構成を仕上げて発注したのですから、それ通りに仕上がってなくては意味がありません。自分の指示と、ライターが書いたテキストの内容が一致しているかを確認しましょう。

基本wordpressで構成を作って、それに従って記事を完成させてもらうイメージですが、その際発注者が作った構成は消さないように書いてもらうことがベターです。

これにより、納品されたあとに、自分の指示と実際のライターが書いたテキストが一致しているかの確認が容易にできるようになります。

3.文章の表現について確認する

アフィタウン編集部:文章の表現方法って、人それぞれクセみたいのありがちじゃないですか?

Tさん:そうですね。ま、そのへんはやっていくうちに慣れてもらうしかないんですけど、「ひらく」「とじる」や、ですます調なのか体言止めなのか?この2つだけでも統一すると、まとまりがある文章になりますよ。そこだけは、厳しく見させてもらっています。

アフィタウン編集部:「ひらく?」「とじる?」

「ひらく」「とじる」とは、できるだけ漢字を使うのか、ひらがなを使っても大丈夫な場面はひらがなを使うのかという文章表現です。

  • ひらく=ひらがなを使う
  • とじる=漢字を使う

◆参考例

【とじる】→【ひらく】
敢えて→あえて
貴方/貴女→あなた
余り→あまり
予め→あらかじめ
有る/有り→ある/あり
如何に→いかに
幾つ→いくつ
頂く/戴く→いただく
一旦→いったん
色々→いろいろ
内→うち
下さい→ください
先程→先ほど/さきほど

引用元:Reese様 編集の基本「ひらく」「とじる」とは?より

これがライターごとにバラバラだと、サイトとして狙っているターゲットが記事ごとにずれてしまうなんてことが起こりがちです。

ひらがなで統一することによって全体的にキャッチーな印象になりますから、若い人向けのメディアなどは「ひらく」を使う方が多いです。逆に漢字で統一することによってお堅い印象になりますから、法律や金融系などのメディアは「とじる」が多い傾向にあります。

あとは、ですます調なのか?体言止めなのか?という点は、最初の段階でライターと意思統一しておくといいでしょう。

◆ですます調・体言止めの例

  • ですます調=今日はランチに行きました
  • ですます調=転職をするならSという転職サービスがおすすめです
  • 体現止め=今日はランチへいった
  • 体言止め=転職をするならSという転職サービスがおすすめ

体言止めになったり、ですます調になったりが同じ文章内で多いと、読んだときにまとまりがない印象を持たれてしまいます。1つのサイトでこの部分は統一しておくべきでしょう。

外注ライターと良好な関係を築くことが収益アップの近道!

アフィタウン編集部:全体的に結構込み入ったことしているんですね。構成作ったり、文章の表現にこだわったりして。結局自分で書かなくても相当時間かかってません?

Tさん:ん〜。時間かかると言っても、毎日数時間単位で作業しなくても記事は上がってきますし、強いて言うなら月初めに構成をまとめて作る段階くらいですかね?時間かかるのは。休みの日が丸1日潰れるイメージです。

アフィタウン編集部:30日ある中の1日だけですか・・・

Tさん:そうですね。あとは、仕事合間や、帰りの電車のなかで連絡返したり、納品された記事チェックするだけなので・・・。たまーにスカイプで相談が必要な時は休みの日に対応したりもありますが。

Tさんの話しを聞いていると、ライターさんとのやりとりを非常に重要と考えている意識がヒシヒシと伝わってきました。web上での仕事だと、お互い顔が見えない関係なことも多いので、信頼感を築くことが容易ではありません。

だからこそ、相手のプライベートや仕事や家族を気づかった上で、外注戦略は成立するのですね。

ライターさんが力を存分に発揮してくれるような管理体制をとることが大切だとTさんに教えられました!