月収8桁アフィリエイターに聞いた「ロングテールSEO」の概念

投稿者:

アフィリエイターのみなさんこんにちは。

「アフィリエイトってテールだよね」

僕がアフィリエイトは始めて間もない頃に参加したアフィリエイターの食事会で、月に1000万稼ぐアフィリエイターにお会いした時に聞いた言葉です。

初心者だった僕はSEOで上位表示することや、SNSを使ってバズるコンテンツを作り、そこから流入を促しアフィリエイトをするものだと思っていたため、この「テール」の意味が全くわかりませんでした。

しかし、筆者自身サイト運営を初めて2年少々経った今、「アフィリエイトはテール」だなんて実際に思っています。

もちろん「外部リンクが1番大事だ」「とにかく記事書くことが1番だ!」「お宝キーワードを見つけることだ!」なんてそれぞれ重要だと考える事柄は違いますが、今日は筆者が1番意識している「ロングーテールSEO」について今日はお話ししていきます。

ロングテールSEOの考え方とその役割

一部の人気記事にPVも収益も依存しない。これこそロングテールSEOの考え方です。

アフィリエイトに限らず、マーケティングには「パレートの法則」というものがあります。「2:8の法則」とも言われますね。

アフィリエイトサイトで言えば、全体の2割の記事が他の8割と同等のPVを集める、あるいはサイトの収益のほとんどを集めるということを意味します。

しかし、ロングテールSEOは2割の記事頼りの状態は目指しません。パレートの法則とは異なり、2割に依存せず相対的な底上げを目指すのです。

PVもあり収益も上がる少数の記事(2割にあたる部分)よりも、PVも収益も少ない記事(8割にあたる部分)の積み重ねによって、2割の部分の合計PVや収益を、8割の部分が上回ることを理想としてます。

ロングテールSEOを行うメリット

  • 特定のキーワードの順位に、サイトのPV・収益が左右されない
  • 網羅的にサイトを育てることにより、SEOに強いサイトができる
  • 競合との争いを避けられる

ロングテールSEOを行うデメリット

  • スモールキーワードをコツコツとりにいくので記事数が多くなりがち
  • 時間がかかる
  • 記事数が多くなると管理の手間が増える

ロングテールSEOで意識すること

ボリュームが大事だという概念は捨てる

【初心者アフィリエイター必見】キーワード選定に役立つ2つの無料ツールという記事では、キーワード選定時のボリュームの調べ方について説明してます。

SEOやキーワードに関して勉強をしていくと、”ボリュームが多い記事で上位を取れた方がいい” なんて情報をインプットしては、競合が多いビビッグワードばかりを狙いがちですが、そのぶんライバルが多いことも忘れてはいけません。

ボリュームが少なくても、3語4語のキーワードを狙ったニッチとも言われるところで確実に上位を獲得し、全体的なアクセスを増やしていくことで、ビッグワードとも言われるボリュームに匹敵するくらいのアクセスをサイト全体で稼げるわけです。

内部リンクの最適化は必須

1つの記事内で関連性の高い記事に内部リンクを送ることが非常に重要です。

ロングテール特有の考えではなくSEOを意識したwebサイト運営には必須の知識ではありますが、ロングテールを意識した特化型サイトだと記事数が多くなりがちで似たような表現を使う機会も増えます。

同じ表現を何度も使い回していては重複コンテンツとして評価を落としかねないので、「詳しいことは〇〇という記事でも説明していますが・・・」(〇〇の部分は他記事のタイトル。そこにリンクを埋め込む)なんて、内部リンクを送るようにしましょう。

他記事への自然な導線ができるゆえ、関連性が高いものであればクリックしてサイト内を回遊してくれることも考えられるので、ユーザーにも喜ばれ、滞在時間が長くなることでGoogleにも評価されるような体制を作ることができます。

筆者の体験談(まとめ)

筆者が運営するサイトの1つに、2018年8月のコアアップデートで、全体の3割程度の順位下落が見られ、それに伴い全体的なアクセスが減少してしまったサイトがあります。

ただ、特定のキーワードに依存しないロングーテールSEOを意識してサイト運営をしていたことで、売上自体への影響は微々たるもので、ニッチなキーワードに関してはライバルが少ないですから、変わって出てくるサイトもなく上位をキープしています。

もちろん、ビッグワードで上位表示をして爆発的に稼ぐことも必要ですが、ビッグーワード1つの順位の変動で売上が数万、数十万、変わっていたら気が気じゃありませんよね?

あらかじめ短期決戦を見据え、「ビッグキーワードで上位とって稼げる時に稼ぐ!落ちたらそれまで!」なんて割り切ってサイト運営をする人もいますが、「とりあえず手を動かす!」「サイト運営の経験を積む」ことが最優先の初心者の方にはおすすめはできません。中級以上の方のやり方と言えるでしょう。

ロングテールSEOと言うと、なにか特別なSEOテクニックな感じがしますが、実は初心者にこそおすすめな方法で、ライバルが少ないキーワードで上位をとる感覚を掴むことこそが、今後サイト運営をしくいくなかで大事になってくるのです。

パレートの法則やキーワードがどうのこうのと難しい表現もいくつか登場した今回のコラムですが、1つの記事に依存しないようなサイト作りをしましょう。そのためにはニッチなキーワードを狙った記事を積み重ねることが大事ですよ。という内容でした。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございます!初心者の方はぜひロングテールSEOを今日から意識してサイト運営をしてみてはいかがでしょうか?